プロジェクト管理の掟 ~プロジェクトを成功に導く4つのフェーズ~
こんにちは。
達人ブログです。
本日はプロジェクト管理の掟と称して、プロジェクトを成功に導くための4つのフェーズについてご紹介します。
まず4つのフェーズについて紹介しておくと、「定義」・「計画」・「実行」・「終結」のことです。
プロジェクト成功のためには、それぞれのフェーズにおける役割の違いを理解しておくことが大切です。
まず最初の”定義”の段階でやっておくべきことを紹介します。
まずは、大きな指標として、ビジネスの目標を決めます。
慈善活動なら別ですが、ビジネスとしてプロジェクトを行うのであれば、利益を出さなければなりません。
そのためには、人々からお金を払ってでも使いたいと思えるような成果物を世に出す必要があります。
そのための目標設定ですので、ここがプロジェクトを行う上で一番重要な意思決定のフェーズということができます。
ビジネス目標が定まったら、その他に定義の段階でやっておくべきことは、予算とスケジュールの作成です。
ここでは文字通り、予算とスケジュールの策定を行います。
続いて、”計画”フェーズでは定義の段階で定めたスケジュールをさらに細かく分けたWBS(=Work Breakdown Structure)の策定、リスク対応策の策定、ステークホルダー・マネジメントを行います。
WBS策定では、プロジェクト全メンバーが「具体的に何をする」と理解できるレベルまで、落とし込むことができれば理想的と言えます。
リスク対応策の策定では、想定されるリスクを挙げ、実際に起きた場合にどう対応するかを定めておきます。
ここはマネージャーやリーダークラスの経験あるメンバーが中心となって策定すると良いでしょう。
そして、難題のステークホルダー対策です。会社役員やステークホルダーに対して、ビジネスの目標や売上見込み等を説明して、納得して頂く必要があります。
ここは、相当の準備と覚悟が必要になります。
プロジェクト開始に至る、最初の山場と言えますので、頑張り所です。
ここまで終えたら、3フェーズ目の”実行”に移ります。
定義、計画の段階で策定してきた、プロジェクトプランを実行していくことになります。
実行段階では、主に作業の実行と完了、リスク対策の実施、チームマネジメントと監視を行います。
この段階が4つのフェーズの中で一番時間をかけて行うことになります。
マネージャーとしては、プロジェクトが安定稼働するように、チームマネジメントに注力する必要があります。
プロジェクトが順調に進んでいれば問題ありませんが、壁にぶち当たった時にいかに対応・行動できるかがプロジェクトの成否を左右します。
そういった意味でマネージャーの責任は重いと言えます。
そして、無事プロジェクトが終了したら、最後の”終結”フェーズに移ります。
終結の段階では、プロジェクト反省・改善点の洗い出し、顧客への完成品説明、契約・会計を行います。
こうして、無事に一つのプロジェクトが終了します。
プロジェクト開始から終了までには紆余曲折がありますが、一つずつ壁を乗り越えて、世に送り出す忍耐力が求められます。
本日は以上です。
また次回に。
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