工程管理の知識 ~工程とは~
こんにちは!
達人ブログです。
本日は工程管理についての考え方をご紹介していきます。
現代社会において、労働者の生産性を高めてアウトプットを最大化させるための施策として、工数管理や工程管理を行う組織が増えています。
その重要性がますます高まる中で、今回は工程の意味について見ていきましょう。
まず、「工程」をわかりやすく説明すると、作業を完了させるための「手順」「ステップ」という感覚になるでしょう。
主に、製造業を中心とした”ものづくり”に関わる企業においては、一つ一つのステップ(工程・プロセス)を経て製品が完成されていきます。
つまり、「工程」においては、作業をすべき順番という概念も含まれています。
ここに2人の新入社員がいるとしましょう。
まだほとんど仕事について知らない2人に、全く同じ仕事を依頼するとします。
一人は、100の仕事を仕上げるために5時間かかり、もう一人は同じ仕事を2時間で済ませたならば、”同じ仕事”に対して”費やした時間”が違います。
”どちらが効率的な作業をしたか?”という視点で見れば、作業時間が短い方が効率的であることは明らかですが、注目すべき点は、”どんな順番で作業をこなしたのか?”ということです。
全く同じ仕事をしていて、成果を出すまでの時間が異なるということは、社員の能力の違いが存在する可能性はありますが、作業をこなしていく上での手順が違ったということも十分に考えられます。
ここに、「工程管理(process management)」を行うことの重要性が出てきます。
本日はここまでです。
また次回に!
弊社では工数管理ツールInnoPMをASP製品として提供しています。
工数管理に興味がありましたら、是非以下のURLをご参照下さい。
http://www.innopm.com/
工数管理のメリット ~採算管理のための工数管理~
こんにちは。達人ブログです。
本日は工数管理を行うことのメリットをご紹介します。
採算管理
事業をやる以上は利益を出さなければいけません。
また、その利益を上げるためには、企業は事業の集合体であるわけですから、それぞれの事業での収支を把握する必要があります。
実は、多くの会社では、会社全体の利益は把握できていたとしても、プロジェクトごとの利益を把握できていません。
1年に1回必ず決算処理をする必要があるので、会社全体の利益というのは把握しやすいのですが、プロジェクトごとの利益は把握することができません。
なぜならば、一般的な決算処理では、最も大きな経費である人件費をプロジェクトごとに算出していないからです。
企業として、事業部やプロジェクトごとに売上や利益の管理を落とし込んでいないケースも見受けられますが、企業体質を強化するためには、こうした管理が必須であると言えましょう。
採算管理のための工数管理
利益の算出に必要なのは、「売上」と「コスト」です。
「売上」というのは簡単です。お客様から頂いているお金を足せば良いだけです。
しかし「コスト」の算出は意外と難しいのです。前述のように、Bさんのプロジェクトごとの投下時間比率が1:1:1なのか、1:2:3なのかでは、プロジェクトごとのコストは大きく違ってきます。
コストを正確に把握できなければ、プロジェクトに利益が出ているのかどうか把握することができません。
つまり工数管理を行うことの一番のメリットは、プロジェクトごとの収支が分かるようになることです。
Aプロジェクトが黒字で、Bプロジェクトが赤字、と分かるようになります。
「工数管理」は会社・事業・部署・プロジェクトといった単位で利益を算出するために必要であり、「工数管理」をすれば、プロジェクトだけではなく、事業セグメントや部署ごとの利益の把握も可能になります。
また、プロジェクトごとの利益が見える化されると、従業員にも生産性を高めようという意識が芽生えるというメリットもあります。
本日は工数管理のメリットについてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
工数管理と一言で聞いても、なかなかその本質の部分やメリットについて理解を得られないこともあるので、徐々に知識を身につけていくと良いと思います。
既に工数管理に取り組んでいるという方も、これから工数管理に取り組み始めるという方も、改めて日々の業務のやり方や、コスト計算等を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
また次回に!!
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工数管理によく見られる傾向と、その見直しポイント
こんにちは。
達人ブログです。
本日は工数管理によく見られる傾向について解説していきます。
工数とは簡単に言えば、ある課題(作業)を終わらせるのにかかる「作業時間」のことです。
その工数の予算と実績を管理するのが、工数管理ということになります。
最終的なゴールとしては、工数管理を行うことで経営の改善を図ることです。
そのためには日々の工数入力と、定期的な分析が必要となってきます。
そんな中で、工数管理を行う上でよく見られる傾向と見直しポイントをご紹介しますので、参考にして頂ければと思います。
主に3点あります。
1点目は「工数管理ツールにお金をかける必要はない」という考え方です。
社員が多くなるに従って、工数管理の手間は急激に増加していき、お金はかかっていないように見えても、目に見えない管理コストが発生しています。
結果的に、工数管理に特化したツールを導入する方が低コストになることもあります。
2点目は、「工数管理は稼働の実績を積み重ねるだけで良い」という考え方です。
稼働の管理で重要なのは、計画と実績の分析です。稼働の実績データだけを記録しても、そのデータからは改善すべき点が見えてきません。
プロジェクトや製品開発では、しっかりとした工数計画を策定し、その計画と実績が乖離していないかを日々分析する必要があります。
工数管理の計画を策定し、その計画と実績を分析することは、組織の成長には不可欠です。
3点目は、「工数管理データは内部情報なので、管理職以外はデータを見ることができない」という考え方です。
工数管理データを社員に見せることで、多くの社員は自分自身の問題点や、自らが関わるプロジェクトの問題点を考えようとする姿勢が生まれます。
社員が多くなるに従って、管理職が全てを把握し、的確な指示を出すことは難しくなります。
どのような業種であっても、現場の社員が自ら考える能力を持たなければ、組織は成長しません。
工数管理データを全社員に公開することは、組織の成長にとって欠かせないことだと言えるでしょう。
以上の3点の考え方と、見直すべきポイントをご紹介しました。
工数管理を行っている組織も、これから行おうとしている組織も、一方向からの視点だけではなく、多角的な視点で物事を考えると、もっと良い管理・分析ができるかもしれません。
本日は以上です。
また次回に。
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工程管理のための工程管理をしていないか!!
こんにちは。達人ブログです。
本日は「工程管理」をテーマに工程管理の手法、メリット等についての議論を展開したいと思います。
皆さんは工程管理に対してどういったイメージをお持ちでしょうか。
「生産性を高めるもの」、「費用対効果を最大化するもの」、「コストを削減するもの」、「残業を減らすもの」、「効率良く働くためのもの」等々、さまざまな意見や感想をお持ちになると思います。
そうした一つ一つの考え方が、工程管理を工程管理たらしめていくので、もっと工程管理に関する議論が日本国内外問わず活発に行われることを期待します。
また工程管理に関する知識があったとしても、現時点で企業や個人が工程管理においてどの段階に位置しているのかという点も重要なポイントでしょう。
工程管理をまだ行っていない段階なのか、始めたばかりなのか、工程管理を開始して数年が経過していのか、既に工程管理を行ったことで売上増などの実績が出ている段階なのかによってもやるべきことは変わってきます。
まだ工程管理を行っていないのであれば、まずは始めてみることが重要でしょう。
プロジェクトを立ち上げる際に、何人月かかりそうなのかある程度予想することはできるかもしれませんが、いずれ無駄な工数を使っていないか、あるいはもっと効率の良い人員配置をしてコストを削減できないか等の課題に直面することになります。
そういった際に実際の数字データがあるかないかで判断のポイントが変わってきます。
数字の管理や採算管理等は行っている企業が多いと思いますが、それでもなお人間の感覚値に頼っている企業もあるのではないでしょうか。
個人の感覚値よりも数字の方が客観的に見ることができますので、そういった意味でも、工程管理をすることで誰がどのプロジェクトにどの程度の時間を費やしているのか管理することは大切になってきます。
また、人事異動の際にも、数字という指標があることでより合理的な組織改革を行うことも可能になります。
異動を命ずる方も命じられる方も、客観的なデータに基づいて決定を行えば、お互いに納得感があるでしょう。
企業にとって「コスト削減」は永遠のテーマですから、どんなに突き詰めていっても課題は出てくるものです。
個人の感覚値に頼ったどんぶり勘定でなく、数字という客観的データに基づいた管理手法をとっていく方が、長い目で見た時にメリットが大きいです。
人事評価や給与改定の際にも、評価指針として役立ちますので、まずは工程管理を行っていくことが重要です!!
慣れてくると、工程管理をするために工程管理を行うといったマンネリも起きてくることもありますので、その辺は管理者と周辺の方のアイデア等で常に先鋭な管理を行うように工夫していくことが重要です。
今後日本の人口規模が縮小していく中で、一人一人の働き手に求められる仕事量は今よりも増えてきますので、いかに効率良く、そしてアウトプットを最大化していくことが日本国内の大きなテーマになってくるでしょう。
そのための第一歩がまずは工程管理だと感じます。
本日は以上です。
また次回に!!
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工数管理のための工数管理をしていないか!!
こんにちは。達人ブログです。
本日は「工数管理」をテーマに工数管理の手法、メリット等についての議論を展開したいと思います。
皆さんは工数管理に対してどういったイメージをお持ちでしょうか。
「生産性を高めるもの」、「費用対効果を最大化するもの」、「コストを削減するもの」、「残業を減らすもの」、「効率良く働くためのもの」等々、さまざまな意見や感想をお持ちになると思います。
そうした一つ一つの考え方が、工数管理を工数管理たらしめていくので、もっと工数管理に関する議論が日本国内外問わず活発に行われることを期待します。
また工数管理に関する知識があったとしても、現時点で企業や個人が工数管理においてどの段階に位置しているのかという点も重要なポイントでしょう。
工数管理をまだ行っていない段階なのか、始めたばかりなのか、工数管理を開始して数年が経過していのか、既に工数管理を行ったことで売上増などの実績が出ている段階なのかによってもやるべきことは変わってきます。
まだ工数管理を行っていないのであれば、まずは始めてみることが重要でしょう。
プロジェクトを立ち上げる際に、何人月かかりそうなのかある程度予想することはできるかもしれませんが、いずれ無駄な工数を使っていないか、あるいはもっと効率の良い人員配置をしてコストを削減できないか等の課題に直面することになります。
そういった際に実際の数字データがあるかないかで判断のポイントが変わってきます。
数字の管理や採算管理等は行っている企業が多いと思いますが、それでもなお人間の感覚値に頼っている企業もあるのではないでしょうか。
個人の感覚値よりも数字の方が客観的に見ることができますので、そういった意味でも、工数管理をすることで誰がどのプロジェクトにどの程度の時間を費やしているのか管理することは大切になってきます。
また、人事異動の際にも、数字という指標があることでより合理的な組織改革を行うことも可能になります。
異動を命ずる方も命じられる方も、客観的なデータに基づいて決定を行えば、お互いに納得感があるでしょう。
企業にとって「コスト削減」は永遠のテーマですから、どんなに突き詰めていっても課題は出てくるものです。
個人の感覚値に頼ったどんぶり勘定でなく、数字という客観的データに基づいた管理手法をとっていく方が、長い目で見た時にメリットが大きいです。
人事評価や給与改定の際にも、評価指針として役立ちますので、まずは工数管理を行っていくことが重要です!!
慣れてくると、工数管理をするために工数管理を行うといったマンネリも起きてくることもありますので、その辺は管理者と周辺の方のアイデア等で常に先鋭な管理を行うように工夫していくことが重要です。
今後日本の人口規模が縮小していく中で、一人一人の働き手に求められる仕事量は今よりも増えてきますので、いかに効率良く、そしてアウトプットを最大化していくことが日本国内の大きなテーマになってくるでしょう。
そのための第一歩がまずは工数管理だと感じます。
本日は以上です。
また次回に!!
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スプレッドシートをExcel形式のファイルとしてダウンロード!!
こんにちは!達人ブログです。
本日はGoogleスプレッドシートからExcel形式のファイルとしてダウンロードする方法についてご紹介します。
GoogleスプレッドシートはWeb空間にドキュメントとして記録を保存しておくことができるので、重宝できる機能ですよね!!
スプレッドシートに記入した内容を全く同じようにExcel形式としてダウンロードできたら、これまた便利ですね!
もちろんそういった機能がありますのでご紹介させて頂きます。
まずは、ダウンロードしたいスプレッドシートを開きます。
開いたスプレッドシートのツールバーの「ファイル」をクリックして、「形式を指定してダウンロード」を選択します。
ここまでくれば後は簡単です。
Microsoft Excel(.xlsx)をクリックすればエクスプローラーが立ち上がり、無事スプレッドシートがダウンロードされます。
Excel形式以外にも、OpenDocument形式(.ods)、PDFドキュメント(.pdf)、カンマ区切りの値(.csv)、タブ区切りの値(.tsv)、ウェブページ(.zip)の形式でスプレッドシートの内容をダウンロードすることができます。
スプレッドシートを有効活用して、仕事やプライベートでのドキュメント管理に役立ててみてください。
本日は以上です。
また次回に!!
非正規雇用の増加に対して思うこと
こんにちは。達人ブログです。
本日は働く人に対する「非正規雇用」の増加に関して感じることを書きたいと思います。
厚生労働省のデータによれば、平成25年時点で役員を除く雇用者全体の36.7%が非正規雇用となっています。
これは、平成元年の時点(19.1%)に比べて2倍弱増加しています。
つまり働く人の3人に1人以上は非正規雇用ということになります。
これは圧倒的に多すぎる数値だと感じます。
安倍首相が「アベノミクス」で雇用を100万人創出したなどと高らかに宣言しているようですが、増えたのは非正規雇用が多く、正社員の数はそれほど増えていません。
もちろん非正規雇用が悪いというわけではなく、そういった働き方で自分自身の生きがいを見出したり、独自の価値観で生活している人も数多くいらっしゃると思うので、そのような場合は問題ありません。
問題なのは、本来正社員として働きたいのに、職がないから泣く泣く非正規雇用として働いている方が多いことです。
もちろんさらに根深い問題として、働きたいのに職にも就けないという方もいらっしゃるでしょう。
非正規雇用として働いている人で、本来は正社員になりたいのに、正社員の仕事に就けないから仕方なく非正規として働いているという「不本意非正規」の割合が19.2%(資料出所:総務省「労働力調査 平成25年」)です。
つまり非正規で働く人の5人に1人は本意ではなく、非正規として働いているということになります。
不本意非正規や働きたいのに職が見つからないという方に関しては、根本的に日本の社会システムに問題があるのではないかと感じます。
その要因の一つとして日本には一回レールを外れると、決められたレールに復帰するのが難しいという問題点があります。
プロ野球選手やサッカー選手等のスポーツ選手や、ミュージシャン、芸術家などのように秀でた能力があり、その能力を活かして生計を立てられる人は別ですが、多くの人は、決められたレールに従って人生を歩んでいくことになるでしょう。
つまり小学校、中学校、高校、専門学校、大学等の学生生活を終了し、社会人への道を歩んでいくのが一般的と思われます。
この制度が絶対視されているような風潮があることに問題があるのではないでしょうか。
もちろん学校で学んだり、人間関係を構築したりすることは重要だと思います。
しかしそれが全てではないということを言いたいのです。
例えば、小学校や中学校の頃にいじめに遭い不登校になってしまい、高校にも行けなかった等の事例も数多くあるでしょう。
それで、その子の一生が決まってしまうのは、あまりにももったいないことです。
日本では小さい頃や10代~20代の頃に一般的なレールを外れてしまった人を救済するためのセーフティーネットが少ないと感じます。
人生はいくらでもやり直せますし、子供のころに上手くいかなかったからと言って、大人になっても上手くいかないとは限らないでしょう。
大卒の新人一括採用にも同様のことが言えます。
新卒の際に正社員として雇われれば良いですが、採用されなかった場合や、採用された場合でも一度会社を辞めてしまうと、なかなか再度正社員として働くのが難しいという現状もあります。
それは本人が悪いと片づけてしまうのは簡単なことですが、これだけ数値として雇用問題が悪化している現状を目の当たりにすれば、本人の問題だけと考えるのは早計でしょう。
社会に問題があるから、これだけ数値が悪化していると考えるのが自然な流れだと感じます。
もっと多くの人がこれらの問題に対して声を上げ、セーフティーネットを強化する仕組みが確立されることを願います。
人間は社会の一員として認められてこそ、自分に自信を持って生きていくことができると感じます。
本日は以上です。
また次回に。