InnoPM開発日誌

株式会社電縁が提供するプロジェクト・工数管理InnoPMについて

経営のマニュアル化が企業経営の鍵

こんにちは。
達人ブログです。

本日は会社を強くするために必要な、「経営のマニュアル化」の考え方についてご紹介します。

みなさんには、取引していた会社の経営が著しく悪化したと言う経験がおありでしょうか。

取引先の経営が悪化すると、経営の縮小や倒産といったことも

そういった会社の経営に共通していることのうちの一つに、ずさんな資金管理というものが挙げられます。

社長にも関わらず、3ヶ月先の現金残高の予想すら把握していない、把握できていたのは今月と来月の売上くらいというものです。

社長だけでなく、他の役員も把握できていないと言うことも少なくありません。

そのための対策として、現在では社内ではなく社外取締役等の社外役員を増やす企業も増加傾向にあります。

話が脱線しましたが、今月と来月が黒字だったとしても、3ヶ月後や6ヶ月後も黒字である保証はどこにもありません。

とにかく目の前の数字しか把握していなかったために、仕事が減った瞬間に息つく間もなく資金ショートしたという状況になってしまいます。

経営者としての能力に問題があると言ってしまえばそれまでですが、そもそも経営者に、はじめから全ての能力が備わっているわけでもなければ、また必要な能力を取得しなければならないわけでもないと思います。

要は、そういった状況を回避できるオペレーションを実行していなかったことが問題ではないかと感じるのです。

そういったオペレーションを作成する手間を渋ることは、かなり危険な状況と言えるでしょう。

なんとなく、経営が進んでしまっている場合は、一度本業を離れて、経営についてのマニュアルを策定するための時間を取るべきでしょう。

多くの経営者は、本業を成長させることに集中したいと思っているのではないでしょうか。

会社の状況は刻一刻と変わるので、苦しい時もあれば順調な時もあります。

苦しい時には、本業に集中できないことも当然あるでしょう。

しかし、資金管理に限らず、経営者がリソースを投下していては本業の成長の妨げになる業務が少なくありません。

経営者の仕事は多岐に渡りますが、多くの経営者は自身の業務の全てを自分しかできないと勘違いしていないでしょうか。

経営者自身としての業務を見直し、業務フローの確立を推進していくと、実はほとんどの業務がマニュアル化できるのではないかと思います。

本当に経営者を含めた経営層がやるべきタスクは何なのか、しっかりと吟味してから、企業経営にあたるべきだと感じます。

この「経営のマニュアル化」こそが会社を強くする大きな要素だと思うのです。

本日は以上です。
また次回に。